西国人＋パイロット＋ドラッガー＋舞踏子

『弱者を守る剣　宇宙へ』

　パイロットとしての経験が進み、実力が認められだすと、宙間戦闘訓練が増え始める。
　それまでは空戦技能の習熟が重視されていた所から、新たなる戦場に適応するための時間が取られ始めるのだ。
　訓練生時代にも宇宙戦の訓練は行われていたが、空戦と比較して求められる技量が高いため、実戦配備より一定の期間について、あまり重視されない。
　配備後、やっと訓練に慣れ、実戦にもようやく慣れて着たという所で、新人パイロット達は新たなる試練にぶつかることになるわけである。

　この頃から、女性パイロットの制服は変わる。元は絢爛世界における太陽系総軍で採用されていたという軍服をモデルに、宰相府の意匠を混ぜて制服としたのだった。
　白一色だった今までと比較して、青の占める割合が非常に大きくなっているのが特徴だが、依然、宰相府藩国のイメージカラーである白も目を引き、着用者からの人気はやはり高い。